道の駅 樋脇 遊湯館(増改修) | 株式会社東条設計-街に緑を建築に夢を-

商業

道の駅 樋脇 遊湯館(増改修)

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場所薩摩川内市

竣工年2020年

用途物品販売業を営む店舗、飲食店

構造木造 一部鉄骨造

床面積837m²

入れ子のモチーフ

「薩摩川内市の宝探しの場」をテーマとした道の駅のリニューアルプロジェクトである。
もともと展示・観光案内の用途で整備された建物は地元特産物の販売や地産地消レストランなどを通じた地域の情報発信の場となった近年の道の駅としては十分に機能していない現状があった。
既存建物は樋脇町の象徴である丸山に呼応するような双子の大屋根を持つ建物である。
デザインの課題となったのは、この特徴的な既存建物を活かしながら、如何にして施設に新しい価値観を付与できるかという事であった。
そこで屋根下の大きな気積の広がりは黒く塗りこめて、丸山からインスピレーションを受けた要素を入れ子状に配することで、既存の空間を強い背景として残しながら、丸山との呼応というモチーフが人々の活動領域に降りてくるようなスケールの変換を試みた。
レストランは「かご」をアウトラインにした柱梁構造による囲われ感によって各席の居心地づくりをすることにし、直売所は「すりばち」をアウトラインにした立体格子がつくりだす見え隠れする視界によって宝探しのような購買体験を演出することにした。また、かつて裏口であった部分がリニューアルによってメインエントランスとなるため、双子の屋根の前にもう一つCLTパネルによる屋根を重ねて、三つ子屋根の新しい外観をつくりだした。
本改修を通じて、樋脇の人々の活動や魅力あるコンテンツに新しい価値観が生まれることを願っている。

220013

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