奄美信用組合 知名支店 | 株式会社東条設計-街に緑を建築に夢を-

商業

奄美信用組合 知名支店

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場所大島郡

竣工年2022年

用途銀行支店

構造鉄筋コンクリート造

床面積630m²

災害に強い設備設計
計画地は、東に太平洋を見渡す高台にあり台風時には猛烈な暴風が吹き荒れることから、強風対策として、外部廊下やバルコニー手摺の素材、サッシの設計基準を考慮し設計した。
外部廊下やバルコニーを覆うブロックから漏れる柔らかな光と風が、沖永良部島の風情を演出するようにした。
外構計画は、東側隣地との境界にコンクリートの塀を設け、暴風が地表面に吹き荒れるのを緩和した。

亜熱帯性気候は5月から6月までの雨期、12月から2月の北西の季節風と雨を迎えることから、雨対策の動線計画として、お客様駐車場からエントランスまで庇を設け極力濡れないようにした。
この庇は、夏の強烈な日差しから建物外部への日射を妨げ空調負荷の減、仕上材料の保護効果を見込んだ。

2階の社宅は、快適な住環境を生み出す事を第一に考え、強い日射を制御しながら通風を確保し、隣戸間の防音対策、サッシの耐風水密性能を確保し、メンテナンスしやすい開閉方式を採用した。
分譲マンション並の断熱機能を採用した快適なリビングからは、朝日が昇る太平洋の景観を一望できるようにした。

使い勝手の良い金融機関オフィスとするために、窓口カウンター、応接室のインテリアはもとより、バックヤードのプランも充実させた。従業員用の水廻りの利便性を高めるために、特に女性更衣室への休憩スぺ―スを設計し従業員満足度を高め、人材の確保にも寄与した。

台風常襲地帯にある金融機関として、災害に強い設備設計を行った。
台風時には長時間の停電や瞬間停電の対策として、発電機はガス熱源を採用し、万が一の大型災害時にガスボンベを社宅の熱源へ流用できること、逆に発電機用に住戸用を流用できるメリットがある設備とした。
瞬間停電時には自家発電の運転切り替えを自動制御でなく手動で制御可能な設計とした。


奄美東条設計

219086

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