パーラーキング 社宅
場所喜界島
竣工年2020年
用途共同住宅
構造鉄筋コンクリート造
床面積380m²
鹿児島から南へ400Kmにある喜界島。亜熱帯にある島は、夏は強烈な日差しと台風による強風、冬季は3ヵ月間にわたって潮を含んだ北西の強烈な季節風(平均20m/s)が吹き込む立地である。特に今回の計画地は、島の北西沿岸に面した敷地であり過酷な立地条件と言えた。また奄美群島は日本一、平均日照時間が短いことは有名である。このような厳しい自然環境に対して快適な住環境をいかに確保できるかが本建築の課題であった。
外観は建築物として内部の人間の安全を確保出来る「堅牢性」を保持する為、建物北西側の外廊下ゾーンに、冬の強い季節風から建物を守る防風壁をコンクリートの壁と有孔炻器質ブロックで構成し、適度な通風と採光を確保するとともに、島特有の強烈な西日の緩和を図った。有孔ブロックについてはフラクタルな陰影によって外廊下の演出を行うことも同時に意図しており、周辺環境との色彩の調和にも配慮した。
住戸は、強い朝日・西日の影響を受けにくい南向きのバルコニーから柔らかな日差しを室内へ取り込めるようにした。また、全ての部屋を外部に面する室配置とし、住戸全体の各所に開口部を設けることで、喜界島の中間期ならではの心地良いそよ風を取り込むことができる快適な室内環境を目指した。
218072
外観は建築物として内部の人間の安全を確保出来る「堅牢性」を保持する為、建物北西側の外廊下ゾーンに、冬の強い季節風から建物を守る防風壁をコンクリートの壁と有孔炻器質ブロックで構成し、適度な通風と採光を確保するとともに、島特有の強烈な西日の緩和を図った。有孔ブロックについてはフラクタルな陰影によって外廊下の演出を行うことも同時に意図しており、周辺環境との色彩の調和にも配慮した。
住戸は、強い朝日・西日の影響を受けにくい南向きのバルコニーから柔らかな日差しを室内へ取り込めるようにした。また、全ての部屋を外部に面する室配置とし、住戸全体の各所に開口部を設けることで、喜界島の中間期ならではの心地良いそよ風を取り込むことができる快適な室内環境を目指した。
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