ひだまりこどもクリニック
場所鹿児島市
竣工年2020年
用途小児科
構造鉄骨造
床面積210m²
丘の上に浮かぶ屋根
見晴らしの良い高台にたつ小児科の計画である。
地域に新たに根付くクリニックとして、敷地環境の良さを活かしながら、認知度の高い外観を形成することが設計の課題と考えた。
課題や諸条件を整理していくうちに丘の上に浮かぶ屋根のイメージが脳裏にあらわれた。
屋根はエッジや面を可能な限りシンプルな納まりとして、建物内部に陽だまりを導くドーマー窓をポコポコと開けた。
そうすることで昔の民家や童話のなかのおうちであったり、積み木のおもちゃであったり、地形の中の小山であったりと、様々なイメージが喚起されるような印象深い外観とすることを意図した。
また覆いの内部に生まれた立体的な気積によって、平面的には少々手狭であった諸室の高さ方向にメリハリをつくりだし、空間の広がりや抜け感を生み出すことも意図した。
軒下には水平連続窓を設け、庇護感の高い空間に周辺のロケーションを最大限取り込めるようにした。
本建物がこどもたちの集うやさしい居場所として、地域の中で愛されることを願う。
218017
見晴らしの良い高台にたつ小児科の計画である。
地域に新たに根付くクリニックとして、敷地環境の良さを活かしながら、認知度の高い外観を形成することが設計の課題と考えた。
課題や諸条件を整理していくうちに丘の上に浮かぶ屋根のイメージが脳裏にあらわれた。
屋根はエッジや面を可能な限りシンプルな納まりとして、建物内部に陽だまりを導くドーマー窓をポコポコと開けた。
そうすることで昔の民家や童話のなかのおうちであったり、積み木のおもちゃであったり、地形の中の小山であったりと、様々なイメージが喚起されるような印象深い外観とすることを意図した。
また覆いの内部に生まれた立体的な気積によって、平面的には少々手狭であった諸室の高さ方向にメリハリをつくりだし、空間の広がりや抜け感を生み出すことも意図した。
軒下には水平連続窓を設け、庇護感の高い空間に周辺のロケーションを最大限取り込めるようにした。
本建物がこどもたちの集うやさしい居場所として、地域の中で愛されることを願う。
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